ゆるゆると

ぽつりぽつりと続けます

ワタシを止めるな!

 

先日成人式の時期に高校の同窓会がホテルで行われた。

もう20歳になった私たちはお酒もタバコもし放題。

私たちは何にも止められることなく、私たちの道を歩むことを許されたのだ。

 

さて、二次会を3年生のクラスでやることになっていて、私は参加表明をしてしまっていた。

最近気づいたのだが、⒊年生のクラスの居心地はすこぶる悪かった。

 

なぜ気付かなかったかというと、私は目立つ人とも仲が良く、それなりに中心メンバーの一部として馴染んでいたからである。馴染んでいたのに居心地が悪いという矛盾は、私の性質に原因がある。

私にはコミュ力抜群!みんなの人気者⭐︎みたいな部分と、超卑屈!アンチカースト上位⭐︎という部分の二面性を持ち合わせている。

私の仲良しな人は私の卑屈な部分を愛してくれているのだが、クラスでは出したことがない。きっと引かれるし、性格が悪いと思われて終わりだったと思うからである。

ホテルでもほとんどクラスの人と絡ます、個人的に超仲良しの友達を巡る旅をしていた。正直二次会をとんで、仲の良い友達とカフェに行く方が100倍有意義に感じられた。

 

高校時代の私なら、自分の気分で二次会を断るなんてとてもできなかった。しかし、20歳の私は一味違う。大学のサークルで、自分の時間をとことん大切にする友達に囲まれている私は、周りに流されず、自分のための人生を歩むのだ。

そして勇気を出して幹事にキャンセルの意思を表明した。とても優しい幹事で、「他に新しく来る人を募集しているので、人数が下回った場合はキャンセル料をもらうね」と説明された。安堵とともに開放感がすごかった。

 

よし!他の友達とカフェに行くぞ〜〜〜〜!!!

 

そう思っていた矢先、高校時代クラスの中では共に行動していたがそこまで仲良くない、天使みたいに可愛い友達がやってきた。

 

え?二次会行かへんの?

それはない〜〜!!きてよ〜〜〜!

なぁ、二次会とぶねんて。それはないよな?

ほら、みんなもきて欲しいって!

 

みたいな周りを巻き込んだ攻撃が始まった。

本当にやめて欲しかった。

この攻撃の仕方は、私が二次会をとぶ悪者であることが露見されると同時に、周りの子が本心に関わらず私を止めなければならないという、え、その子私に興味ないやろ、言わされてごめんねぇえ!と思わされる二重攻撃なのである!

 

彼女に悪気はなかった。しかも私がいてもいなくても彼女の楽しさは絶対変わらないことは分かっている。

なぜ止める?!!

そう思っていたがあっけなく圧に負けて参加した。しかし、三次会を他の友達と予定していたので、二次会を途中抜けすることにした。

ごめんね〜!!といいながら、私は退出準備をしていた。

みんな一応残念がってくれて、また会おうな〜!!と嘘の約束をしてくる。

退出準備が終わり、じゃまた!とこじらせ天使に挨拶をすると、その子はこうつぶやいた。

 

 

 

…今日のアンタ50点。

 

 

 

 

 

ええええええええええええええええええええええええええええええ!?!?!?!?

なにそれめっちゃむかつく!!!!

 

まず、飲み会に来ないことや途中抜けすることに幹事でもないのに口出ししないでほしい。わたしの優先順位はわたしが決めるし、わたしはあなたの100点が欲しくて生きてるわけじゃない。わたしは高校3年生で、こんな人たちに囲まれて生活をしていたのか。そりゃ息苦しくて仕方なかったわけだ、と納得した。

20歳の私は声を大にして言いたい。

 

ワタシを止めるな!

 

そうして私は颯爽と会場を後にした。